キャンペーンで選ぶFX業者
私がFXを始めた頃である今から10年以上前の2007年当時には、
FXの口座を開設するだけで数万円がもらえるようなキャンペーンが複数存在していました。
当時は、まだFXの黎明期で、各社がいかに顧客を獲得するかを
高額なキャッシュバックを餌にして競い合っていました。
それから10年以上が経過した2019年現在では、
FXの口座開設を行うだけで、高額のキャッシュバックがもらえるような、
ノーリスクでハイリターンが得られるキャッシュバックキャンペーンはありません。
口座開設だけでは、もらえても数千円程度のキャッシュバックが大半と
なっていますし、数万円の高額キャッシュバックが得られるキャンペーンもありますが、
条件が厳しく、かなり大量のFXの取引が必要となるものがほとんどです。
それでも、口座開設を行った後に、キャッシュバックなどの特典があるとうれしいですよね。
ここでは、キャッシュバック等のキャンペーン内容からFX業者のランキングを作成しました。
なお、キャッシュバックの金額の大小のみではなく、
キャッシュバック特典等の獲得のしやすさまでを考慮して、
ランキングは作成しています。
どういうことかといいますと、
口座開設に伴うキャンペーンでのキャッシュバック額がA社は2万円、B社は3万円だとします。
しかしながら、このキャッシュバックを得るために必要なFXの取引数量がA社は10万通貨、
B社は500万通貨だとすると、どちらが有利でしょうか。
FXの取引にはリスクが伴います。
キャッシュバックを得るために、ドル円で取引をすることを想定します。
ドル円のスプレッドは、多くの主要証券会社で0.3銭となっています。
為替変動によるリスクを最小化するために、新規ポジションを持ってすぐに決済をすると、
この間為替が変動しなかった場合、スプレッド分が取引の損失となります。
1万通貨で取引をした場合には、30円ですね。
これをA社、B社の取引にあてはめてみると、
A社は条件の10万通貨取引を達成するまでに300円の損失であるのに対し、
B社で500万通貨の取引を行うと、15000円の損失が発生することになります。
つまり、A社はキャッシバックから損失を引いた19700円が純利益となるのに対し、
B社は15000円が純利益となります。
また、価格変動が起きて、相場が持ったポジションと反対方向に動いた場合には、
さらに損失が膨らむことになります。
そのため、本サイトでは、上記の条件であった場合、
単純にキャッシュバック金額の大きいB社ではなく、
A社を推奨するようなスタンスを取っています。