FXのテクニカル分析
相場の値動きを予想するには大きく分けて、二つの分析手法が存在します。
経済状況等の相場環境に着目して分析を行うファンダメンタルズ分析と、価格の値動きに着目して分析を行うテクニカル分析です。
テクニカル分析はチャートを用いるため、チャート分析とも呼ばれます。
チャートは、過去の値動きを統計的に処理してグラフ化したもので、大きく以下の三つに分かれます。
- 時系列チャート
- 非時系列チャート
- オシレーター系チャート
時系列チャートは、ローソク足チャートが一番の基本で、始値、高値、安値、終値の4つを一本のローソク足で示します。
その他には、移動平均線や一目均衡表なども良く用いられています。
非時系列チャートの代表的なものはポイントアンドフィギュアと呼ばれるもので、時系列チャートが時間で区切られているのに対して、値動きのみをチャートに反映しているのが特徴です。
オシレーター系チャートは、相場の過熱感や変動幅などを見るもので、MACD、RSI、ストキャスティクスなどが良く用いられています。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析はどちらが優れているのかという議論もつきませんが、ファンダメンタルズ分析は相場の長期的なトレンドを見極めるのに向いており、
テクニカル分析は売買の細かいタイミングを図ったり、ある時点での価格を予想するのに向いていると言えます。